Nevada Blog ロイヤルアートに 追求の手
テレビや新聞とは一味違った 経済や世情のニュース等を発信しているネバダブログ。http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
経営者や投資家に けっこう人気がありますが、
最近は やけに 希少金貨への誘導が気になっていました。
もともと このブログ、ロイヤルアートという希少金貨やダイヤモンドなど 現物資産を扱う会社の 社長のブログなので、当然 自社の売上につながる内容ですし、その一環として、経済ニュースや世界の状況なども 情報提供する、という形なのです。
ところが、この社長、希少金貨を 海外で買い付けた値段の 3~10倍もの値段で、日本で売りさばいていたのです。
希少価値、アンティークなどは、需給関係で値段が決まるもので、
定価とか正規価格など、無いものです。
売り手と買い手の交渉で値段が決まる、というものですが、
これが買い手の知識があやふやで、売り手が言葉巧みに誘導し、売買契約に至れば、俗な表現で言えば「ボッタクリ価格」になってしまうわけです。
ネバダブログの内容は、一般マスコミと違う視点で、なかなか興味深いものでしたが、一方で このような ボッタクリ的な商売をしていた、となれば、いつかはバレるのも、当然のなりゆきでしょう。
実際にあった 社長とのこと
私の先輩投資家も、さまざまな資産分散を図る中で、ロイヤルアートの扱う希少金貨に興味を持ち、実際に 購入していました。
そしてある日、
「この希少金貨、今 どの位の価値になっているのだろう?」
と 会社でつきあいのある弁護士に相談して、調べてみたところ、
なんと! ヘリテージの価格の10倍もの値段で購入していたことが
判明したのです。
早速、ロイヤルアートの和田社長に、買取を依頼したところ、
「現物資産は 長期保有すべきものです。」
と 逆に説得しようとしてきた、とのこと。
購入した金額が大きかったので、弁護士に契約書の作成も依頼し、
書面を作成していたので、結果的には、契約書にある買取金額で買い戻してもらえたそうですが、驚くことに、和田社長からの買取は、現金一括でなく、分割払いで戻ることになったのです。
ネバダブログでは 「買取をさせていただきました~」
という記事も 幾度かありましたが、この先輩によれば、
実際に買い取る段になると、なかなか応じてくれないこと、
なおも粘ったが 現金で一括決済ができず、
ようやく分割払いになったこと、
社長が自ら書いている記事とは、実態がまるで違っていた、
とのことでした。
現金一括決済ができない = 自転車操業
というのが、実際のところだそうです。
弁護士作成の契約書を交わしていなかったら、おそらく買取は拒否されたであろうこと、そして 買取金額も、手数料1割を差し引かれていたそうです。
この先輩は、資産家なので 契約書を作成していましたが、
他の顧客はおそらく、契約書でなく、単なる領収書だけで
買取金額は、和田社長の言い値に下げられるのが関の山だったと思われます。
海外の法律事務所が 被害者救済に乗り出した
日本人は 一般的に(私も含めて)英語が苦手で、英語のサイトやニュース等で 直接 現地の情報を取ってくることは、殆ど無いでしょう。
つまり、海外の情報は、日本語でのニュース、記事で読むことになり、
これは即、日本語で情報発信する人の目、フィルターを通った後の情報になります。
逆に言えば、一般日本人は、自ら情報を得て判断する、という力をに至らず、海外から情報を取ってくる人の情報を信じ、その上で判断するしかない状態になるわけです。
つまり、海外の案件は、
その案件を持ってくる、その案件の情報を流す人の人間性に委ねられる
ということになってしまうわけです。
ネバダブログは、毎日 万単位のアクセスがあるので、ネット情報の影響力は、けっこうあるでしょう。
ロイヤルアートから、ボッタクリ的な 高額で購入した、という人が
相当いるようで、ついに 海外の法律事務所が、被害者救済に乗り出しました。
http://www.kaneshirolawyers.com/-e7-b1-b3-e5-9b-bd-e3-82-b3-e3-82-a4-e3-83-b3-e3-8.html
詳細な資料まで サイトにアップされています。
今後の動向に 注視しましょう。